国道9号線沿いの法道寺から県道を南下すると、法道寺の奥で山が迫り、行き止まりの印象をうける。更に進むと、やがて美しい農地が広がり右の山裾に集落が細長く続く。大蔵のシンボルとして小学校の校歌にも歌われる大倉部山の山懐に抱かれた静かな村、岡区である。
岡区には、52世帯、159人が暮らしている。高齢化は進んでいるものの、世帯数の減少は顕著には見られないが、我々の祖先が永年守って来た農地や山や村を今後いかに維持するか、今まさに問われている。